ドリップコーヒーの淹れ方は、1人分だとやり方が違うの?

ドリップコーヒーの一人分の淹れ方

ドリップコーヒーを一人で楽しむ時に、「1人分ずつ淹れて飲んでみたい」という方は多いと思います。

 

実際、こだわりのコーヒーショップへ行くと、一杯ずつ丁寧にドリップしてくれるところは多いですよね。

 

ドリップという抽出法は、そのシンプルさゆえにプロの技が光り、ビジュアル的にもお洒落です。

 

そのため、コーヒー好きの方の中で、憧れを抱いている方も少なくありません。

 

プロが一杯ずつドリップするのを見ながら、「良いな〜」「おいしそう!」「カッコイイ!」などなど、様々な思いをお持ちの方も多いことでしょう。

 

ここでは、そんなドリップコーヒーを1人分ずつ淹れるときに押さえておくべきポイントや、注意点などについて書いて行こうと思います。

ドリップコーヒーを一人分だけ淹れるのは、難しい?

ドリップコーヒー 1人分

 

実は、ドリップコーヒーを一人分ずつ淹れることは、2〜3人分以上のコーヒーを淹れるよりも、少しだけ難しいです。

 

・・・なんて言うと、身構える人がいるかも知れませんね(笑)

 

ただ、その点は、ご心配にはおよびません。

 

ほんの少しだけポイントを押さえれば、初心者の方でもおいしく一人分のコーヒーを淹れることは、可能です。

 

では、まずは、基本中の基本からご説明しましょう。

 

ドリップコーヒーの一人分は、豆の量をキチンと測る

 

まず、最初に基本中の基本で、コーヒー豆の量はキチンと一人分を測って淹れましょう。

 

コーヒーの味のタイプや、目指す味の好みにもよりますが、だいたい一人分で10g前後を測っておけば間違いないです。

 

ただし、しつこいようですが、ここでご説明しているコーヒー豆の量は、大体の目安です。

 

自分が目指す味によって、コーヒー豆の量は変化するものなので、何度か淹れてみて、自分好みの「コーヒー豆の量」を探してください。

 

ドリップコーヒーの一人分は、コーヒーの抽出液の量も測る

 

コーヒーの濃さを一定にするためには、「何tまで抽出するのか?」をしっかり確認することも重要です。

 

特に、一人分のドリップコーヒーを淹れる場合、コーヒー豆の量と、コーヒー抽出液の量がほんの少しズレただけで、まったく濃さが変わってしまいます。

 

コーヒー豆のグラム数は、必ず測って、コーヒー抽出液を受ける入れ物(サーバー)も、できれば「何t」という量が分かるようなものを使いましょう。

 

僕のおススメは、ガラス製のビーカーです。

 

ビーカーなら、コーヒーの量が目盛りで正確に測れますし、透明なガラスなので、抽出したコーヒーの色や透明度なども確認できます。

 

あと、コーヒー専用のビーカーとして使えば、匂い移りすることもないので、安心です。

 

このように、一人分のドリップコーヒーを淹れる時には、「コーヒー豆と抽出液の量」を正確にすることが、とても大切なんですね。

ドリップコーヒーの1人分の淹れ方のコツ

コーヒー豆 淹れ方 1人分 コツ

では、続いて、ドリップコーヒーを一人分淹れる場合のコツをお伝えします。

 

まずは、お湯の注ぎ方についてです。

 

一人分のコーヒーをドリップする場合、2〜3人分以上のドリップよりも、コーヒー豆の量が少ないですよね?

 

コーヒー豆の量が少ないということは、その分、細くゆっくりお湯を注ぐ必要があります。

 

この点が、2〜3人分以上のコーヒーをドリップする時よりも、若干難しい部分です。

 

つまり、一人分だけをドリップする時の方が、お湯を指す時の「繊細さ」が求められるわけです。

 

意外と知られていませんが、ドリップコーヒーの抽出というのは、その量(人数)が増えれば増えるほど、味のカバーがしやすくなります。

 

一人分よりも、2〜3人分の方が味のカバーがしやすい。

 

2〜3人分よりも、、5〜6人の方がカバーしやすい。

 

10人分以上になったりすると、さらにカバーしやすくなります。

 

逆に、一人分のドリップコーヒーを淹れる時は、このような人数によるカバーができないわけですね。

 

その点が、『ドリップコーヒーは一杯だてが一番難しい』と言われる所以なのです。

 

ドリッパーは、一人分専用のものを使用しよう!

 

コーヒーのドリッパーは、一人分、2〜3人分、5〜6人分など、その量に合ったものが、各メーカーから販売されています。

 

たまに見かけるのが、一人分のコーヒーを淹れるのに「2〜3人分」のドリッパーを使っている方です。

 

もちろん、それでもおいしく淹れることは可能ですよ。

 

しかし、初心者の方がいきなりそれをやると、かなり難易度レベルが上がってしまいます。

 

言うまでもなく、一人分のコーヒーを淹れたいのであれば、一人分のドリッパーが使いやすいです。

 

初心者の方が一人分のコーヒーを淹れる場合は、ぜひ一人分専用のドリッパーを購入しましょう。

 

実際にやってみると分かりますが、コーヒーの淹れやすさがまったく違いますよ!

 

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