ドリップコーヒーがうまくいかない時はどうする?
初心者がドリップコーヒーを入れる際、うまくいかないと嘆く方がいらっしゃいます。
ドリップコーヒーを入れるのがうまくいかない時は、チェックするべきポイントがいくつかあります。
ただし、チェックすべきポイントは、以下の2つにわけられます。
- 材料や器具に関すること
- 技術(テクニック)に関すること
コーヒーの材料や器具については、ドリップコーヒーの失敗を見つける注意点のページに詳しく書きましたので、そちらをご覧ください。
ここでは、ドリップコーヒーがうまくいかない時に初心者がやってしまいがちな、技術に関することをお伝えします。
ドリップコーヒーがうまくいかない原因1〜お湯の温度
ドリップコーヒーをおいしく入れたくても技術的にうまくいかない場合、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?
まずは、ドリップコーヒーの入れ方の「基本」から見てみましょう。
ドリップコーヒーを入れる時の流れを、一つ一つチェックすることで、うまくいかない原因が見つかることがありますよ。
※コーヒー豆の良し悪し、水の良し悪し、道具についてはお話から除外しておきます。
それでは、まず、お湯を沸かすところから行ってみましょう。
最初にチェックすべきポイントは、「お湯の温度」です。
ドリップコーヒーの入れ方がうまくいかないと言っているあなたは、ヤカンで沸かしたお湯をそのままコーヒー豆にかけたりしていませんか?
コーヒーを抽出する時に、お湯の温度が高過ぎると、コーヒー豆のアクやえぐみが出て来てしまいます。
どんなに良いコーヒー豆、良い水を使用しても、お湯の温度が高すぎるだけで、不味いコーヒーが出来上がります。
ですから、ドリップコーヒーを入れる時には、以下の流れを必ずルーティンのように入れるようにしましょう。
- ヤカンなどに水を入れてグラグラするまで沸かす(98℃)
- ドリップ用の口細のポット(常温)に移す(95℃くらい)
- 30秒〜1分ほど置いてから、お湯を注ぐ(90〜91℃)
このルーティンを取り入れるだけで、コーヒーを入れるのに適した温度になります。
ドリップコーヒーがうまくいかない原因2〜抽出時間
ドリップコーヒーを入れるのがうまくいかない時、初心者がチェックするべきポイントの2つ目をご紹介します。
これも、お湯の温度を下げる方法と同じく、だれでもやればカンタンにできますが、やってない場合、非常に不味いコーヒーが出来上がりますので注意してください。
原因の2つ目は、ズバリ!抽出の時間です。
まず、抽出時間が長いケースを見て見ましょう。
抽出時間が長すぎると、コーヒー豆のアクなどが過剰に抽出されてしまい、エグくてまずいコーヒーが出来上がります。
いわゆる「抽出過多」と呼ばれる状態です。
ですから、コーヒー豆の焙煎度や挽き方にもよりますが、だいたい3分以内ですべての抽出を終えましょう。
また、抽出時間が短すぎると、今度は、コーヒー豆のうま味が抽出されないまま終わってしまいます。
ドリップコーヒーが水っぽくて不味い場合には、抽出時間が短すぎると思ってください。
そして、最後にとても重要なポイントがあります。
それは、ドリップコーヒーの抽出の最後に、ドリッパーの中に溜まったコーヒーがなくなる前に抽出を終えるということです。
ドリッパーに溜まった泡はコーヒー豆の「アク」です。
それまで一緒に落としてしまうと、せっかく美味しく抽出できたはずのコーヒーにアクが溶け込み、何とも不味いコーヒーが出来上がりますので注意してください。
この他にも「うまくいかない原因」はいろいろありますが、まずは初心者の方はご紹介したポイントをチェックしてみてください。
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