コーヒー豆は一杯何グラム入れるとおいしいの?
「コーヒー豆は、一杯何グラム使うとおいしいコーヒーになりますか?」
こんな質問を、コーヒー初心者の方からいただくことは良くあります。
それでは結論から先に言いましょう。
「好き好き」です。
あ、怒らないで読んでくださいね。
なぜなら、おいしいコーヒーという言葉そのものが、すごく広い意味を持つものだからなんです。
ちなみに、これって意地悪な言い方でも、オタクな言い方でもなく、まぎれもない事実なんですよ。
まあ、そうは言っても、これで話が終わってしまうと元も子もありません(汗)
なので、まずは最低限、以下のことが決まってから「一杯何グラム」は考えると良いでしょう。
- どんな道具を使ってコーヒーを入れるのか?
- 自分の好みの味は苦味系?酸味系?その中間?
- 濃い目と薄目はどちらが好きか?
では、詳しくご説明しましょう。
コーヒー豆の一杯何グラムは、3つのポイントが決まってから
まず、どんな道具を使ってコーヒーを入れるかについては、たぶんほとんどの方が、ペーパードリップかコーヒーメーカーを想像されることでしょう。
もちろん、初めて入れるのが、フレンチプレスだったりサイフォンだったりと、例外はありますよ。
でも、初心者の方がまずコーヒーを入れてみたいと思う時って、ドリップかコーヒーメーカーが圧倒的に多いと思います。
なので、仮に「ペーパードリップ」で入れるとしましょう。
次に、(2)の自分の好みの味ですが・・・
これも初心者の方にとっては、どれがコーヒーの苦みで、どれが酸味なのかが良く分からないかも知れません。
なので、あくまでも「初めて入れるコーヒー」ということで、「苦味と酸味の中間の味」で入れるとしてみましょう。
本物のコーヒーに慣れて来ると、だんだん自分が目指す味のタイプが見えてきますからね。
僕の経験とまわりの傾向を見る限り、ハマればハマるほど苦味を好む方が多くなります。
そして、最後に、濃い目と薄目についてですが・・・
これも飲んでいくうちに変化していくので、ここでは「一般的な中間の濃さ」としてみましょう。
整理すると、ここでは以下のようなコーヒーを入れると仮定します。
- コーヒーの道具・・・ペーパードリップ
- 味わいのタイプ・・・苦味と酸味の中間
- コーヒー濃度・・・一般的な中間の濃さ
これを一杯だての状態で入れようと思ったら、だいたい中細挽き〜中挽きで、11〜13gくらいのコーヒー豆が妥当なのではないでしょうか?
ちょっと結論へ行くまでに時間がかかりましたが・・・
コーヒー豆の一杯何グラムは、そんな感じで考えていくと良いわけですね。
ご参考になりましたら幸いです。
コーヒー豆が一杯何グラムかは、一度に入れる量で変化する?
コーヒー豆を、コーヒー一杯につき何グラムにするのかは、一度に抽出する量によっても変化します。
前述した「一杯だてで11〜13gくらいのコーヒー豆が妥当」というのは、あくまでも「一杯ずつ淹れた場合」の話です。
実は、コーヒー豆の量って一度に淹れる量が多ければ多いほど、コーヒー豆の量は若干少なくてOKになっていきます。
もちろん、若干ですので大幅に減らすということではありません。
たとえば、一杯だて11〜13gだったら、ふつうに考えると2杯分なら22〜26gとなるはずですよね?
しかし、実際は、それよりも若干少なめの21〜24gという感じで良いのです。
これは、決してコストダウンという考え方ではなくて、ドリップコーヒーの特性だと思っていただければ良いと思います。
3杯分なら、30〜35gくらいでも良いでしょうし、10杯分なら、100gもいらないでしょう。
あとは、自分で淹れながら調整してみてください。
実は、ドリップコーヒーを入れるのに一番難しいと言われるのが「一杯たて」で淹れる場合のコーヒーです。
なぜなら、一杯だてでドリップコーヒーを淹れる場合が、もっとも「ごまかし」が効かない腕前の差がダイレクトに出やすい入れ方だからです。
ただし、それは裏を返すと、数名分以上のコーヒーを一度に淹れることは、味のカバーがしやすいということです。
そういう意味でも、初心者の方がドリップコーヒーを淹れる場合、一杯だてよりも2〜3人分を一度に淹れると考えた方が良いと思います。
コーヒー豆が一杯何グラムなのかも、その点を考慮しながら決めて行ってくださいね。
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