ペーパードリップの種類について
初心者がドリップコーヒーを入れるのに打ってつけと言える器具が、ペーパードリップです。
実は、そんなペーパードリップも、メーカーの種類によってコーヒーに対する考え方が、それぞれ違います。
ペーパードリップの4大メーカーと言えば、歴史あるカリタやメリタ、そして近年「円錐型ドリッパー」で人気急上昇中のハリオやコーノです。
ここでは、ペーパードリップの種類や特徴についてご説明します。
カリタは現在、日本で最も有名なペーパードリップのメーカーの一つと言えるでしょう。意外に思われる方もいらっしゃいますが、カリタはれっきとした日本の会社です。カリタという会社の歴史は、今から半世紀以上前の1958年にまでさかのぼります。コーヒーメーカーとしての設立は東京ですが、時は流れて現在は横浜に本拠地を構える企業です。カリタは、メリタが日本に入ってきた時、もっと使い勝手の良いドリッパーができないか...
ペーパードリップのコーヒーを語る上で忘れてはいけないのが、やはりメリタでしょう。メリタは、1908年にドイツで誕生した、とても歴史の古いブランドです。現在では、様々なコーヒー器具を販売する大企業となりましたが、最初は、たった一人の主婦のアイデアから始まったそうですよ。1908年当時のドイツでは、家庭用のコーヒーは、抽出の道具に「金網」や「布」を使用していたんですね。結果的に、衛生面に問題があったり...